キーボードのキーが反応しない?原因を見つけて直す
まず、どのキーが反応しないのか、別のパソコンでも反応しないのかを確かめます。1つのキーだけなら、たいていキーの下のゴミかスイッチの摩耗です。いくつかのキーがまとめて反応しないなら、キーボードの回路の故障か、液体をこぼしたことが考えられます。すべてのキーが反応しない、または反応が遅いなら、まずフィルター キーなどの設定と接続を確認してください。違う文字が入力されるのは配列の設定の問題で、故障ではありません。
1. どのキーが反応しないか調べる
- キーボードテストを開き、すべてのキーを1回ずつ押します。一度も光らないキーが、パソコンに届いていないキーです。
- 反応しないキーのパターンを確認します。1つのキーだけか、隣り合う数個か、1段まるごとか、キーボードのあちこちに散らばっているか、すべてのキーかです。
- そのキーボードを別のパソコンにつなぐか、このパソコンに別のキーボードをつないで試します。どこでも同じキーが反応しなければキーボードの問題です。別の環境で反応するなら、このパソコンの設定とソフトウェアを確認します。
- ノートパソコンなら、USBキーボードをつないでみます。そちらが使えれば、内蔵キーボードの問題です。
2. キーが反応しないように見える設定
- フィルター キー(Windows)。右Shiftキーを8秒間押し続けるとオンになり、Windowsが短い押下を無視するため、キーが反応しなくなったように見えます。設定 > アクセシビリティ > キーボード(Windows 10では 設定 > 簡単操作 > キーボード)でオフにします。ゲーム中に何度もオンになってしまう場合は、同じ画面でショートカットキーによる起動もオフにしてください。
- 固定キー機能。Shiftキーを5回押すとオンになり、Shift、Ctrl、Altが指を離しても押されたままになります。同じ画面でオフにします。
- Num Lock。Num Lockがオフだと、テンキーで数字が入力されず、カーソルが動きます。ノートパソコンの中には、Num Lockで文字キーの一部がテンキーになる機種もあります。
- Fn Lock。ノートパソコンやコンパクトなキーボードで、最上段のキーをF1〜F12として使うか、メディアキーとして使うかを切り替えます。
- Windowsキーのロック。ゲーミングキーボードの多くには、ゲーム中に画面が切り替わらないようWindowsキーを無効にするキーやFnキーとの組み合わせがあります。メーカーのアプリのゲームモードで、ほかのキーも無効になることがあります。
- スローキーとマウスキー(Mac)。スローキーがオンだと、キーを押してから少し待たないと入力されません。マウスキーがオンだと、一部の文字キーと数字キーがポインタの操作に使われます。システム設定 > アクセシビリティ の「キーボード」と「ポインタコントロール」で確認します。
違う文字が入力される
Shift+2で「"」ではなく「@」が出るなど、記号がキーの刻印と違う、見慣れない文字が出る、といった場合、キーは壊れていません。パソコンが別のキー配列を使っています。Windowsでは、Windowsキー+スペースキーや左Alt+Shiftで、インストールされている配列や言語が切り替わります。どちらもうっかり押しやすい組み合わせです。使わない配列は、設定 > 時刻と言語 > 言語と地域 で削除してください。Macでは、メニューバーの入力メニューを確認しましょう。
3. 接続とドライバー
- ハブやモニターを通さず、パソコン本体の別のUSBポートにキーボードを直接つなぎます。
- ワイヤレスキーボードなら、充電するか電池を交換し、レシーバーをキーボードの近くに移します。USB 3のポートからは離してください。USB 3のノイズは2.4 GHzのレシーバーを妨げることがあります。
- Bluetoothなら、パソコンのBluetoothデバイスの一覧からキーボードを削除し、もう一度ペアリングします。
- Windowsでは、デバイス マネージャーを開いて「キーボード」を展開し、キーボードを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選び、再起動します。Windowsがドライバーを入れ直します。
- キーボードメーカーのアプリを終了するか、更新します。アプリのプロファイルやマクロで、キーの割り当てが変わっていたり、キーが無効になっていたりすることがあります。
4. ゴミと引っかかるキー
- 最初にキーボードのケーブルを抜くか、ノートパソコンの電源を切ります。
- キーボードを裏返して軽くたたき、エアダスターでキーの間に斜めから空気を吹き込みます。
- メカニカルキーボードなら、キーキャップ引き抜き工具でキャップを外し、スイッチのまわりを掃除して、スイッチを数十回押します。
- 甘い飲み物をこぼしてキーが引っかかるなら、イソプロピルアルコールを軽く含ませた綿棒でキーのまわりを掃除し、完全に乾かします。
- ノートパソコンのキーキャップは、壊れやすいプラスチックのツメで留まっています。メーカーの説明書で外し方が示されていない限り、こじって外さないでください。
液体をこぼしたら
すぐにキーボードのケーブルを抜くか、ノートパソコンの電源を切ります。裏返して液体を出し、完全に乾くまで電源を入れないでください。ただの水なら、乾けば問題なく使えることがよくあります。甘い飲み物はべたつく膜を残し、キーが反応しなくなるため、掃除か修理が必要です。
5. ハードウェアが原因の場合
掃除をしても、どのパソコンでも同じキーが反応しないなら、スイッチ、回路、ケーブルのどれかが故障しています。ホットスワップ対応のメカニカルキーボードなら、壊れたスイッチを抜いて新しいものを挿せます。それ以外のキーボードでは、スイッチのはんだを外して交換する必要があります。いくつかのキーがまとめて反応しない場合は、たいてい基板かそのフラットケーブルの故障で、修理か買い替えになります。まずは保証を確認してください。ノートパソコンなら、修理が終わるまでUSBキーボードを使えば作業を続けられます。
キーが反応しないのとは違う場合
1回押すと2回入力されるのはチャタリングです。キーボードで文字が二重に入力される原因をご覧ください。ほかのキーをいくつか押している間だけ反応しないのは、同時押し(ロールオーバー)の上限です。キーボードのゴースト現象と同時押しの仕組みをご覧ください。
出典:Wikipedia「FilterKeys」、Logitech「ワイヤレス製品とUSB 3.0デバイス」。