マウスが遅延するのはなぜ?原因を見つけて直す

ラグ(遅延)とは、ポインターが手の動きから遅れてついてくることです。カクつきとは、ポインターが一瞬止まり、追いつくように飛ぶことです。どちらも原因はたいてい次の3つのどれかです。マウスとパソコンの接続(電池の残量不足、レシーバーが遠い・USB 3ポートのすぐ隣にある、ハブを通している)、センサーの下の表面、そしてマウスから届くレポートを時間内に処理できないほど負荷のかかったパソコンです。下の項目を順番に確認してください。最初のほうは数秒で済みます。

ポーリングレートテスト

なめらか カクつき そのあと飛ぶ レポートなし:ポインターは止まったまま
点の1つ1つが、手の動く経路に沿ってマウスが送る位置のレポートです。レポートが一瞬届かなくなると、ポインターはその場にとどまり、そのあと手がすでにある位置まで飛びます。

次の順番で確認する

  1. 電池。ワイヤレスマウスは、完全に止まる前に、電池の残量が少なくなった段階で遅延したり接続が途切れたりすることがあります。充電するか新しい電池に交換して、もう一度試してください。
  2. レシーバーとUSB 3ポート。USB 3のポート、ケーブル、ドライブは、多くのワイヤレスマウスが使う2.4 GHz帯に電波ノイズを出します。レシーバーはできるだけマウスの近くに置いてください。USB 3機器から離れたUSB 2ポートに挿すか、短い延長ケーブルを使って机の上に置きます。USB 3ポートは差し込み口の中が青いことがよくあります。
  3. Bluetooth。Bluetoothデバイスの一覧からマウスを削除してもう一度ペアリングし、パソコンの近くで使ってください。
  4. ポート。マウスやレシーバーは、ハブ、モニター、キーボードを通さず、パソコンに直接つないでください。別のポートも試しましょう。
  5. 表面とセンサー。マウスの裏にあるセンサーの窓を、乾いた綿棒で拭いてください。ガラス、鏡、光沢のある机では、光学センサーがうまく読み取れないことがあります。無地のマウスパッドを使えば、センサーが動きを読み取りやすくなります。
  6. ポーリングレート。4,000 Hzや8,000 Hzでは、パソコンは1秒間に最大8,000件のレポートを処理しなければなりません。ポインターやゲームがカクつく場合は、マウスのアプリで1,000 Hzに設定して比べてみてください。
  7. 省電力設定(Windows)。「デバイス マネージャー」でマウスと各「USB ルート ハブ」を開き、「電源の管理」タブで「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外します。「コントロール パネル」で「電源オプション」を開き、使用中のプランの詳細な電源設定で「USB のセレクティブ サスペンドの設定」を「無効」にします。
  8. パソコンの負荷。「タスク マネージャー」(Ctrl+Shift+Esc)を開き、CPUの大部分を使っているプログラムがないか確認してください。デスクトップではポインターがなめらかなのに、特定のゲームでだけカクつく場合、問題はマウスではなくゲームのフレームレートです。ゲームのグラフィック設定を下げてください。
  9. マウスのアプリ。メーカーのアプリを更新するか、アプリを終了してカクつきが止まるか確認してください。
  10. 別のマウス、別のパソコン。このパソコンで別のマウスがなめらかに動くなら、原因はお使いのマウスかそのレシーバーです。お使いのマウスが別のパソコンでなめらかに動くなら、このパソコンのポート、設定、負荷をもう一度見直してください。

症状を目で確かめる

ポーリングレートテストを開き、10秒間、一定の速さで円を描くようにマウスを動かしてください。現在のイベント数とバーが安定していれば、レポートは途切れずに届いています。手の速さが変わらないのに数値とバーが落ち込む場合は、接続かパソコンの負荷が原因と考えられます。対処するたびにもう一度テストして、効果があったか確かめましょう。このテストが数えるのはブラウザーが受け取ったイベントで、マウスのUSBポーリングレートそのものではありません。

1回押しただけなのにダブルクリックになる?マウスが勝手にダブルクリックする原因を読んでみてください。速く動かしたときにポインターが遠くまで動きすぎる?それはラグではなくマウス加速です。

出典:Logitech「ワイヤレス製品とUSB 3.0デバイス」、Intel「USB 3.0の電波干渉と2.4 GHzワイヤレスデバイス」(2012年)。