キーボードを壊さずに掃除する方法

キーボードのケーブルを抜くか、ノートパソコンの電源を切ってから、裏返して軽くたたき、食べかすを落とします。次に、エアダスターの缶をまっすぐ立てたまま、キーの間に短く空気を吹き込みます。キーは、水か、キーボードのメーカーが認めているクリーナーで軽く湿らせ、固く絞った柔らかい布でふきます。キーボードに直接スプレーしたり、液体をかけたりするのは厳禁です。最後に、すべてのキーを1回ずつ押して、どれも反応するか確かめましょう。

キーボードテスト

ゴミがたまる場所 缶を立てて短く噴射 キーキャップ スイッチ 食べかすとほこり
キーキャップはそれぞれスイッチの上に載っていて、そのまわりのすき間から食べかすやほこり、髪の毛が下のプレートに落ちます。キーボードを裏返せば、引っかかっていないゴミは出てきます。斜めから空気を吹き込むと、キーキャップの下に残ったゴミも浮き上がります。液体も同じすき間から入り込むので、布は必ず軽く湿らせる程度にとどめてください。

用意するもの

1. どのキーボードにも使える基本の掃除

  1. キーボードのケーブルを抜くか、電源を切って取り外せる電池を抜きます。ノートパソコンはシャットダウンし、充電器も外します。
  2. キーボードをゴミ箱の上で裏返し、背面を軽くたたいて食べかすを振り落とします。
  3. エアダスターで、キーの間に短く空気を吹き付けます。1列ずつ、キーボード全体にまんべんなく吹き付けてください。缶は必ずまっすぐ立てて使います。傾けたり逆さにしたりすると、非常に冷たい液化ガスが噴き出すことがあります。エアダスターがなければ、ブラシノズルを付けた掃除機や、ドライヤーの冷風でも代わりになります。
  4. 水、または中性洗剤を少し溶かした水で軽く湿らせた柔らかい布で、キーと枠をふきます。キーの間に水が垂れないよう、布は固く絞ってください。
  5. 綿棒でキーのすき間や側面をなぞり、最後に布の乾いた部分で全体の水気をふき取ります。

2. ノートパソコンのキーボード

3. メカニカルキーボードとキーキャップ

  1. まずキーボードの写真を撮っておきます。こうしておけば、どのキーキャップも元の位置に戻せます。
  2. キーキャップ引き抜き工具で、キーキャップをまっすぐ上に引き抜きます。長いキー(スペースキー、Shift、Enter、Backspace)は、必要がなければ外さないでおきましょう。金属製のスタビライザーのワイヤーで支えられていて、元に戻すのが面倒です。
  3. スイッチの間のプレートについたほこりを吹き飛ばすかブラシで払い、イソプロピルアルコールを含ませた綿棒でスイッチのまわりをふきます。スイッチの中には何も垂らさないでください。
  4. キーキャップは、中性洗剤を少し溶かしたぬるま湯(熱湯は不可)に約30分つけ置きし、柔らかい歯ブラシでやさしくこすってからすすぎます。取り付ける前に完全に乾かしてください。キーキャップの内側に水が残っていると、スイッチに流れ込みます。
  5. キーキャップを1つずつまっすぐ下に押し込み、スイッチの奥までしっかりはめます。

引っかかるキーとこびりついた汚れ

キーが引っかかる、押すとザラザラするといった場合は、たいてい乾いた飲み物や油汚れがキーのまわりにこびりついています。キーボードのケーブルを抜くかノートパソコンの電源を切った状態で、イソプロピルアルコールを軽く含ませた綿棒でキーのまわりを掃除し、完全に乾かします。メカニカルキーボードなら、先にキーキャップを外してスイッチのまわりを掃除し、スイッチを数十回押して汚れをほぐします。指を離してもShift、Ctrl、Altが押されたままになるなら、汚れではなく固定キー機能の設定が原因です。固定キー機能をオフにする方法をご覧ください。

水かアルコールか:メーカーごとの案内

どの程度強いクリーナーまで使えるかは、メーカーによって案内が異なります。また、濃いアルコールを使うと、キーキャップによっては印字が消えてしまいます。お使いのキーボードのメーカーの指示に従い、水より強いものを使うときは、目立たない場所で先に試してください。

水かアルコールか:メーカーごとの案内
メーカーふだんのお手入れアルコール
Apple水で軽く湿らせた、毛羽立たない布キーボードなどの硬い表面は、70%イソプロピルアルコールまたは75%エタノールのウェットシートでふいてよい。開口部には水分を入れない
Microsoft中性洗剤と水を含ませた、毛羽立たない布か綿棒濃度70%以下のイソプロピルアルコールを布に含ませて使う
Logitech水道水で軽く湿らせた、柔らかく毛羽立たない布アルコール濃度25%未満のウェットシートか綿棒。イソプロピルアルコールは落ちにくい汚れにだけ使い、先に目立たない場所で試す
HPわずかに湿らせたマイクロファイバークロス濃度70%以上のイソプロピルアルコールを布か綿棒に含ませて使う

Apple、Microsoft、Logitechはいずれも、クリーナーは布に含ませて使い、キーボードに直接かけないよう案内しています。AppleとLogitechは漂白剤、強い溶剤、研磨剤入りのクリーナーも使わないよう求めており、Logitechはアセトン(除光液)を名指ししています。

液体をこぼしたら

すぐにキーボードのケーブルを抜くか、ノートパソコンをシャットダウンして電源ケーブルを抜きます。裏返して液体を流し出し、手の届くところは毛羽立たない布で押さえて吸い取ったら、電源を入れる前に少なくとも48時間乾かします。水なら乾けば問題なく使えることも多いのですが、コーヒー、炭酸飲料、ジュースはべたつく膜を残すため、上で説明した引っかかるキーの掃除が必要です。ノートパソコンの内部に液体が入った場合は、自分で開けずに、できるだけ早く修理に出してください。

掃除の頻度

MicrosoftとHPはどちらも、月に1回の掃除を勧めています。そうすれば、キーの下に食べかすがたまりません。液体をこぼしたらすぐに掃除し、キーボードのそばで飲食しないようにしましょう。手を清潔にしておけば、キーキャップに皮脂がつくのも防げます。

最後にすべてのキーをテストする

キーボードをつなぎ直し、キーボードテストですべてのキーを1回ずつ押します。パソコンが入力を受け取ったキーが光ります。反応しないキーが残っていれば、キーボードのキーが反応しない原因と対処法をご覧ください。掃除のあと、1回押すと2回入力されるようになったキーはチャタリングです。キーボードで文字が二重に入力される原因をご覧ください。

出典:Apple「MacBookのキーボードを掃除する方法」と「Apple製品のお手入れ方法」、Microsoft「Microsoftのマウスやキーボードを掃除する方法」、Logitech「Logitechデバイスのお手入れ」、HP「キーボードの掃除方法」。